Mac の ~/Library に残る LockDown Browser の残存ファイル (何が残るか)

Mac で LDB をゴミ箱にドラッグするだけのアンインストールでは、~/Library に 200 MB から 5 GB の残存ファイルが残ります。最大のものは過去の試験の Monitor 録画バッファを保持する Group Containers ディレクトリです。以下では、各残存ファイルの場所、内容、実際にクリーンアップが重要なものについてご紹介します。

場所 (1 学期後の典型的なサイズ)

パス1 学期後のサイズプライバシー上の懸念?
~/Library/Application Support/LockDown Browser/5-50 MB低 (キャッシュされた Dashboard 設定)
~/Library/Caches/com.respondus.lockdownbrowser/10-200 MB低 (WebKit キャッシュ)
~/Library/Group Containers/group.com.respondus.lockdownbrowser/1-5 GB高 (Monitor 録画バッファ)
~/Library/Preferences/com.respondus.lockdownbrowser.plist<100 KB
~/Library/Saved Application State/com.respondus.lockdownbrowser.savedState/<1 MB
~/Library/LaunchAgents/com.respondus.lockdownbrowser.plist<10 KB中 (自動起動)

各残存ファイルの実際の中身

Application Support

LDB が大学の Respondus サーバーから取得した、コース別の Dashboard 設定。JSON ファイルとログファイル。LDB を使った教育機関とコースが特定されます。高プライバシーではありませんが、大学との所属関係が明らかになります。

Caches

WebKit のキャッシュ。LMS の試験ページの HTML、CSS、画像。実質的に LMS の試験インターフェースの部分的コピーです (解答は含まれず、外枠のみ)。キャッシュが大きい Mac では、ここに数週間分の LMS 履歴が残っているのが普通です。

Group Containers (プライバシー上の懸念)

Monitor の録画バッファ。試験ごとに、以下のアップロード前部分バッファを含むファイルがあります。

試験のアップロードが成功した場合、このディレクトリは約 24 時間以内に空になります。アップロードに失敗した場合 (ネットワーク問題、Monitor サーバーの不調)、バッファは残り続けます。

このディレクトリこそ最もクリーンアップする価値のある場所で、プライバシーの観点から重要です。寮の部屋で試験を受ける動画が含まれている可能性があります。

Preferences

UI の環境設定 (ウィンドウサイズ、最後に使用した LMS など)。瑣末です。

Saved Application State

ウィンドウ復元のメタデータ。LDB を最後に終了したときのウィンドウ位置です。瑣末です。

LaunchAgents

一部の MDM 展開では、管理者権限のないアカウントから LDB を起動できるよう LaunchAgent をインストールします。個人用 Mac には通常ありません。LaunchAgent を削除すると、自動起動の動作が止まります。

プライバシーに関わる残存ファイルだけをクリアする方法

LDB をインストールしたまま録画バッファのみクリアしたい場合。

rm -rf ~/Library/Group\ Containers/group.com.respondus.lockdownbrowser/

LDB がインストール済みで起動していないなら、安全に実行できます。録画バッファは次回の試験時に再作成されます。

これらの残存ファイルが存在する理由 (Apple のサンドボックスモデル)

Apple の ~/Library 構造は、ユーザースコープのアプリデータをアプリケーションバンドルから分離しています。意図は、アプリのバンドルをゴミ箱にドラッグしてアンインストールしても、再インストール時にユーザーデータを引き継げるようにすることです。LDB にとっては、これはほとんど不適切です。キャッシュと Monitor のバッファは、再インストール時に引き継ぐ価値がないのです。しかし Apple の慣例は「アンインストール時にユーザーデータをデフォルトで保持する」であり、Respondus はその慣例に従っています。

これが、ゴミ箱へのドラッグだけでは不十分な理由です。慣例は保持を意味し、削除を意味しません。手作業によるクリーンアップが必要です。

Frequently asked questions

Monitor の録画バッファは暗号化されていますか?

Respondus のプライバシーポリシーによれば、録画は転送中は暗号化されます。ローカルのバッファファイル (~/Library/Group Containers/) について、ディスク上のバッファの暗号化状態は公に文書化されていません。ディスクにアクセスできる者には潜在的に読み取り可能なものとして扱ってください。

Monitor のアップロードが失敗してバッファが残っているかどうか、どう確認できますか?

<code>~/Library/Group Containers/group.com.respondus.lockdownbrowser/</code> のサイズを確認します。数日経っても 100 MB を超えている場合は、アップロードが失敗した可能性が高いです。試験の録画が Respondus のサーバーに残っていないことが心配なら、担当教員にメールしてください。

残存ファイルは iCloud と同期される Library の場所にありますか?

いいえ。~/Library/Application Support/ などはユーザースコープであり、iCloud Drive とは同期されません。Mac 上のみに存在します。